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西陣の糸屋

新着情報更新の履歴 

◎近況報告(現在の絹糸業界の状況を随時お知らせしております)


和装業界は楽天的なことを明るく言う方も多く、当方とは違う意見の方もおられますが
当方の意見も含めた状況としてご覧下さいませ。



◆職人さんの状況

当店のカレンダーを見て休日が多い!とお思いになった方もおられるでしょう。
それは撚糸などの職人さんの高齢化、今後の危機的状況を見据えているからなんです。
このまま行くと加工できる種類もどんどん減ってしまい販売できる種類もどんどん減っていく
でしょう。



◆国産生糸の状況

国内流通の絹糸のたった約0.5%です。日本で取り扱っている呉服のほとんどが海外の絹糸を
使用していると言っても良い危機的な現状です。

富岡製糸所の世界文化遺産の登録以来、急激に需要は高まりましたが一時的なお客さまが減り、少しづつ落ち着いて来たとは思われますが安心出来ない状況です。
新規に始められる養蚕農家さんが僅かにいる反面、やはり高齢で辞めていかれる農家さんの方が多く、繭の生産量は年々減少しております。

国産生糸の価格は徐々に値上がりしております。
外国糸と比べる高価ですが、それでも業界がゆとりを持ってやっていける 価格ではありません。 そしてあたりまえのように和装業界は最悪の景気状況。
やはり不安な状況は変わりません。



◆外国産の生糸の状況

中国・ブラジル産の生糸が国内で流通している生糸のほとんど。しかもその多くは中国産です。中国では人件費も徐々に上がり、またインドでも大量の生糸を消費されるため、中国における繭の生産状況や人件費による値段の上下が国内の価格に大きく影響しております。
生糸の価格は常に上昇傾向。あまり安くなることは期待できないのが現状です。




◆手引き真綿の状況

手引き真綿が高騰して使用量も一気に減り、業界は一気に冷え込みました。
さらに国内で取り扱っていた大手の商社も完全に手を引き、残った在庫もほぼ完売。
こだわりで使用してきた織屋も少しは溜め込んだがここへ来て在庫がなくなり生産を依頼して
いるが減りに減った生産現場では生産が追いつかないといった状況。
中国でもあと何年つくってもらえるか?!と数年前から思っております。汗
当店も何とか販売できているものの今後のお約束は厳しくなってきました。

すでに危機感のない糸屋からの入手はどんどん出来なくなっていると思います。
唯一の手引き真綿糸の消費国である日本としては本当に難しい問題です。
今後はお金を出しても購入出来なくなる時代になるのだろうと思います。







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