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糸の若葉マーク ⑤   絹糸の表示方法と見方について

当方で販売している絹糸の多くは「カセ状態」で「重さに対して金額を設定」しております。
そして、ややこしい事が「糸の種類により、糸の長さが違い、長さによって重さが決まる」事なんです。でもこっれって仕方ない事なんです。同じ長さの「太い絹糸(繊維量が多い糸)」と「細い絹糸(繊維量が少ない糸)」の重さを量ってみるとどうでしょう?当たり前ですが「太い絹糸」のほうが重いですよね!



当方で取り扱っている絹糸の多くは、過去のお客さまのご要望により作られた絹撚糸で、お客さまの使いやすい規格(長さ&重さ)で作っているのです。

よって、、、糸の種類によって個別に詳細を確認して頂くしかございません。




★まずは各項目の詳細説明をご覧下さい。
  個別商品における詳細はホームページもしくは糸見本帳をご覧下さいませ。




①商品名「21中12本片」
  おそらく読み方が解らないと思いますが、「にじゅういちなか じゅうにほんかた」と読みます。 
  糸の構成は、21中と言う細い生糸を12本合わせて、片側に撚りがかけてあると言う意味。
  単純に「21中8本片」と言う糸は、21中と言う生糸を8本合わせて片側に撚りがかけてある糸。
  どちらも同じ21中と言う生糸を使用しているので糸の太さ(繊維量)は単純に「12:8」。



②糸の太さ「252デニール」
  デニールとは絹糸やフィラメント糸など長繊維の太さを表す単位。
  糸が太くなれば単純に数値が大きくなり、細くなれば単純に数値が小さくなります。
  100デニールの2倍の糸量が400デニールで3倍は600デニール。案外簡単では!?
  ちなみに繭玉から出てくる1本の糸の太さは約2~3デニール。
  252デニールの糸なら、繭玉84~126個分の太さ、、、汗



③糸の長さ「1.27m/2000回」
  上記の表示の場合、1.27mの枠に何周巻いてある製品かを表記しています。
  計算すると1カセの長さが解ります。1.27m×2000回=2540m=1カセ
  単純に掛け算をして頂ければ1カセの長さが解ります。
  テンションにより若干の誤差はあります。枠周は工場の機械によって変わります。



④糸の重さ 
  ややこしくて申し訳ありません。「綛(すが)」と「カセ」は同じ意味です。ごめんなさい。ぺこり。
  10カセで約何グラムあるか表記しています。
  沢山の糸を合わせて糸を作ります、微妙な太さの差が糸の重さに比例してくるのです。 
  大変申し訳ありませんがロットにより重さは多少変化しますのでご了解下さい。



⑤糸の価格 
  多くの絹糸が糸の重さによって価格を設定しております。同じ重さの場合、細くなると軽くなり    安くなった感じになりますが単価が同じ場合は、、、同じです。笑
  グラムとキログラム表示でこれまたややこしくて申し訳ありませんが、、、
  「1000g=1.000kg」ですので、上記の場合「10カセで合計約730gあります」と言う表示なので
  10カセ=0.730kg×14000円=10220円と言う事になります。
  1カセだと0.073kg×14000円=1022円となります。
  商品によっては個数によってお値段を設定している商品もありますが、説明不要ですね。笑

  価格の横に記載している(生)は未精練の状態の価格と言う意味。
  (練)と書いてある商品は既に精練できている商品です。(別注の精練は必要ありません)
  (半練)はセリシンは少し残っているのですがそのまま染色していただければOKです。




だいたいお解り頂けましたでしょうか?




まずは当方のホームページ、糸見本帳をご覧になって
「糸の太さ」をご参考に、糸の種類をお決めください。

糸の種類が決まりましたら初めて価格による糸の長さなどが決まります。
糸の価格の計算方法は、絹糸の価格の計算方法をご覧下さいませ。




解らない部分はまたお気軽にお問合せくださいませ。
ややこしいとお思いの方はお気軽にお電話下さいませ。


    絹糸の価格は決して高くないんです。これを読めば絹糸が安いと思える


絹糸は昔から高価な糸と思われている方がほとんどだと思いますが 何を持って高価!? と思われているのでしょうか。

「重さ」と「価格」を比べてみれば当店ではほぼ同じ価格帯の絹糸 が沢山あります。
21中4本双・21中8本双・21中8×2など・・・
1kgあたりの価格で言うと13000~14000円とほぼ同じなんです。
同じ原料に対して撚糸の加工代が少し違うだけですから、、、 ほぼ同じ価格。

実際、私はこの感覚です。
ただこれはあくまでも同じ「重さ」についての価格!
皆さまが別の角度からご覧になると全く違います。

では何処が違うかと申しますと、、、

「同じ重さでも糸の太さにより長さが全く違う」のです。
そして、上記の糸の長さと重さを比較してみるとこのようになります。

A 21中 4本双=5080m= 50g 13000円/kg
B 21中 8本双=2540m= 50g 13000円/kg
C 21中16本双=2540m=100g (=21中8×2) 14000円/kg

当たり前の事ですが 太さが2倍で、同じ重さの場合は1/2の長さ(AとBを比較)
太さが2倍で、同じ長さの場合は2倍の重さ(BとCを比較) になります。

これは皆さますぐにご納得頂けますよね! と言う事は、、、 kgあたりほぼ同じ価格の糸でも上記の詳細を見て頂ければ 長さで計算すると実は2倍・4倍の価格の差があるんです。
実際の詳細を長さを合わせて見て頂くとこうなります。

A 21中 4本双=5080m= 650円(2540m=300円)
B 21中 8本双=2540m= 650円
C 21中16本双=2540m=1400円 (=21中8×2)

これを見て頂くと、、、 A 21中 4本双=5080m= 650円(2540m=325円) めっちゃ安くないですか?絹糸ですよ! 私もめっちゃ安いと思います。(笑)

ちなみに、私が釣具店で購入しているナイロン製の釣り糸は 「100mで1500円」もちろんもっと安い糸・高い糸はありますが 「2540m=325円」よりも安い糸は釣具屋さんにはございません。

だから糸の価格って難しい&解らないんです。
ちなみに当店の撚糸で一番安い糸(あくまでも長さに対して)は 21中2本双=5080m=25g=325円!決してびっくり価格ではありません。(笑)

そしてこの糸はどう思われますか?安い!? 14中2本双=5080m=16g=464円
実はこの糸は当店でもっとも単価の高い(あくまでも長さに対して) 撚糸「29000円/kg」なんです。
29000円と言う部分を見ればあきらかに高いですよね!

逆に当店で一番太い糸は280mで4000円です。(20000円/kg)


さ~皆さまの頭がこんがらがった所でちょっと違う話!(笑)

あるお客様が整径をする為の経糸のご相談を私にされました。
整径本数と整径長はお客様が計算されて合計20000mの糸が必要。

A 21中 4本双=5080m= 650円 だと4綛=2600円
B 21中 8本双=2540m= 650円 だと8綛=5200円

織物を作ると言う意味では「A」の方がもちろんお安く出来ます。


ただ良く考えてください!
安い糸(あくまでも長さに対して)=細い糸と言う感覚で織物を作る と出来上がりの織物は経糸密度が薄い=織物が薄くなるんです。

当たり前の事ですが値段を抑えれば物も変わります。
糸の太さを細くする場合は筬密度をあげないと大きく変わります。
あくまで織物は「経糸」・「緯糸」・「筬密度」・「打込み」の バランスによって出来上がります!
色々な角度で考え楽しい織物製作をご計画くださいね!
次回は今更ながらですが、、、糸の価格の計算方法をお送りしたい と思います。

では、ばいば~い!

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